1.設立の趣旨

本格的な高齢社会を迎えた21世紀においては、医療の質の向上と円滑な介護保険制度の運用ができる医療福祉情報システムの確立が求められています。特に、広大な県土を有する岩手県内では、高齢化率23.9%(平成16年度10月、全国都道府県中7位)と高く、過疎化も進む中、早急な対策が望まれています。

一方、岩手県の医療情報システムヘの取り組みが遅れているかといえばそうでもありません。例えば、釜石市の「うらら」や川井村の「ゆいとりネットワー ク」に代表される全国的にもレベルの高い地域医療・介護システムがあります。しかし、多くの地域においては、医療・介護そのものについての日々の業務自体 が多忙であり、情報化への取り組みが後回しにされているのが現状でしょう。

岩手県に限らず、今後活力ある高齢社会を実現するためには、医療分野、福祉分野における情報化とそれぞれの連携が重要です。また高齢者自身もこれまでの知識と経験を生かし、人助けに関わる仕事を持つことも生きがいに通じる一つであると考えます。

本コンソーシアムは、医療と福祉を連携させた観点から今後の地域情報システムのあり方を論じ、具体的な研究開発活動を行うことにより、安心と生きがいのある地域社会作りに貢献するために設立するものです。